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サイレントメアリー号 製作記

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■アンカーの製作■

アンカーのシャンク・クラウン・パームすべてヒノキ材で作った。リングは太さ1mmの真鍮線、ストックもヒノキ材です。

角度を変えて撮影したので画像を載せておく。

ストックに付くフープ(鉄バンド)は銅板で作る予定です。

塗装の準備です。

シャンク・クラウン・パーム部分にタミヤのサーフェイサーを筆塗りして木目を潰しておいた。


■アンカーの塗装■

サーフェイサーを塗った箇所にタミヤアクリルカラーのフラットブラックを塗装。フラットブラックが乾いたら、ターナーアクリルガッシュのPEARM.REDとPERM.SCARLTそれとCOBALT BLUEをまぜて錆色を作り、それを雑なドライブラシで塗装、乾いたら4Bの鉛筆を擦り付けた。ストックにはオイルスティン(ウオールナット)を塗布。

真鍮のリング部分に一回目のロープ(細い糸)を巻き付けた。

真鍮のリング部分の白い矢印部分、4カ所に二回目のロープ(細い糸)を巻き付けて、ラッカー系のダークアースを薄めて塗布。

ストック部分の白矢印部分、銅板でフープを作った。嵌め込む時に力がかかるので、ハンダ付けではなく銀ロウ付けしといた。銅板で作ったフープを黒く染め、ムラになった箇所はラッカー系の艶消しブラックを薄めて塗布した。

ストック部分にはタミヤのPANEL LIN ACCENT COLOR(BROWN)を塗布した。

ヒノキ材で作ったアンカーを、塗装でそれっぽくしてみた。私にはアンカーらしく見えるので自己満足です。

■キャットブロックの製作■

4mm角のヒノキ材に穴をあけて、デザインナイフで削って滑車の形にする。なんとなく滑車に似ていればOKだね。

切り離して2個の滑車のできあがりです。
オイルステインを塗布して乾燥させておく。
直径0.8mmの真鍮線をなまして、フックの形に曲げて、フックから下はたたいて板状にして先に作った滑車にあわして四角く曲げて、つなぎめは銀ロウ付けで接着してキャットブロックのフック金具の出来上がり。
さきに作った滑車と合体してキャットブロックのできあがりです。

ものが小さいので、細かいデイテールを施すのは無理だし、なんとなくキャットブロックに似ているのでこれでOKです。

これがどこに付くのかというと……下の画像の白矢印部分です。

白矢印部分のところだけど、小さいからさらに拡大した画像を下に載せておきます。
キャットブロックの大きさがわかるように1円だまを付けておいた。滑車ロープの毛羽立ちがすごいね。あとでなんとかしましょ。滑車の大きさは5mmくらいです。

太いアンカーロープはまだつけてません。


■ファイフ・レールの製作■

まずは部品作りだね。とりあえず、ファイフ・レールの図面を描いてプリンターでコピー用紙に印刷。

図面を0.6mmの航空ベニヤに張り付ける。航空ベニヤの裏には0.5mm厚のヒノキ材を貼付けてある。
切り出す前に、まずは穴あけが最初ですね。
次に内側からカットしていく。次に外側をカッとする。

プラ板での工作も同じだね。まずは穴開けして内側からカット、そして外側……

木もプラ板も、加工順は同じだね。 

一個めが綺麗にカットできたので2個めをカッと中です。
2個めができました。あと4個カットするよ。

けっこう時間がかかるのね。

やっと、6個できたよ。今日はここまでです。

フォアマシトのファイフ・レールを作ってみた。柱の上部分の装飾にちょっと時間がかかったよ。
船首部分に仮組みしてみた。

斜め後ろからみた画像です。

斜め前からみた画像です。

これで良いね。このあと、ジャーマングレーを塗布した。

爪楊枝の先をビレーピンの形に削ったよ。10本削るのに40分くらいかかった。このあとにさらに10本削り出した。
切り離して、木工オイルを塗布してファイフ・レールにセットした。
ファイフ・レールにビレーピンをセットした後、船首フォアマスト部分にセット。ここのファイフ・レールを作るのに丸1日かかったね。

明日はメインマストのファイフ・レールにかかりましょ。


メインマストのファイフ・レールができたので仮組中です。
ミズンマストのファイフ・レールもできたので仮組中です。

爪楊枝を削ってビレイピンを作ろうとしたのですが、残念……工作の集中力が切れました。


『爪楊枝を削ってビレイピンを作るのにどのように削っているのか教えてほしい。また、ルーターに爪楊枝をくわえさせて削った方が速いんでないの?』

というメールがきてたので……

『どのように削っているのか……』普通にデザインナイフで削ってます。

削っていく順番を説明していきます。

爪楊枝のA部分を使ってビレーピンを作ります。

B部分をファイフ・レールの穴に合うようにデザインナイフで削る。
C部分に浅くデザインナイフの刃を入れ、D部分を画像のように削る。
E部分がビレーピンの持ち手部分になるので、画像のようにデザインナイフで削って、全体に軽くサンドペーパーをかけてビレーピンの完成です。

切り離さずにこのままで木工オイルを塗布して乾燥してから切り離します。

木工オイルを塗布して乾燥中です。
乾燥したらビレーピンを切り離して、無くならないように小物入れケースにいれて保管しておく。

『ルーターに爪楊枝をくわえさせて削った方が速いんでないの?』という質問は、ぜひ御自分でやってみて下さい。

私の場合は、デザインナイフで削って作っていくのが慣れているので、このように作っていってます。

人それぞれ、作り方は違いますから自分に合った作り方を見つければいいんでないかな。

最終的になんとなくビレーピンに似てればいいんだよ。

私の作り方を強制してるわけでもなんでもないので勘違いしないでください。

メインマストのファイフ・レールができました。ビレイピンが不揃いだけどロープをセットすれば気にならなくなると思うよ。
こちらはミズンマストのファイフ・レールがです。こちらもビレイピンが不揃いだけどロープをセットすれば気にならなくなると思う。

■ケベルクリートを作る■

まずはケベルクリートの簡単な図面を描いてみる。自分がわかれば良い図面です。

材料は1mm厚のヒノキ材を使う予定。

さっそく、1mm厚のヒノキ材からケベルクリートの部品を切り出して組み立てた。
4個ほど組み立てた。

このあとに軽くサンドペーパーをかけた。

小さい部品なので形が不揃いだけど気にしない。

全部で六個作ったので記念写真です。
ジャーマングレーで塗装してニュートラルグレーでドライブラシして仕上げた。

■マストの製作■

マストの図面は前に描きましたが、これはブラックパール号を作った時の図面を手直ししたもので、かなりいいかげんです。いつもの私だけが、わかれば良い図面です。なのでこの図面はあくまで目安です。この図面通りに作るわけではないよ。

資料は横にある画像4枚です。マストのトップ(赤矢印部分)の後側には手摺が付くのが普通だけど、映画のサイレントメアリー号には付いてません。

3枚目の画像は幽霊船となったサイレントメアリー号が、クイーンアンリベンジ号を襲う場面ですが、手摺は見当たりません。よく見るとクイーンアンリベンジ号のトップにも手摺はありません。

4枚目の画像:コンセプトイラストにも手摺は描かれてません。

手摺はどうしようか考えたけど、サイレントメアリー号の模型を作る時に構想した『映画に出てきたサイレントメアリー号を作る。』、この構想に基づき、手摺は付けません。

ちなみに、ブラックパール号のもとになった船、ウイキッド・ウインチ号には手摺は付いているんだよ。不思議だね。

こういう事から、映画に出てきた船には、版権とかはないんだと思う。ただの映画の小道具なんだろうね。版権があるのなら、図面と文書で細かくきめられているはずだ。場面によって細かい箇所が違ってたりするからいいかげんだね。

図面の赤枠部分、メインロワーマストの工作です。マスト部分は1cm角のヒノキ材が手持ちに無かったので、5mm角のヒノキ材を4本合わして接着し、1cm角棒を作ってそれをカッターナイフで削りだした。トップ部分〔プラットフォーム〕は見ての通り図面通りには作っていない。図面はあくまでメヤスです。上の画像は上が表で下が裏です。マストは左右ってことね。
AとBが合体してトップ(プラットフォーム)になる。Cは合体した表側でDはその裏側です。全てヒノキ工作材でできてます。
船体に仮組してみた。前から見たら垂直に立っている。横から見ると後ろに傾いているが、これはコンセプトイラストに合わせてあります。

こんな感じでいいだろう。

次はこのマストの上に設置されるトップマストの製作だ。


赤湧く部分のマスト部品を作った。メインロイヤルマストまで作りたかったがちょっと無理だったね。
メイントップマストを作るのに8mm角棒が無かったので、4mm角棒を4本接着して8mm角棒を作った。
8mm角棒にメイントップマストの形を鉛筆で描き入れた。
カッターナイフとデザインナイフで削る。

メイントップマストの形になったらサンドペーパーをかける。

メイントップマストと、メイントゲルンマストまでの部品ができました。
仮組みしてみるとこんな感じだね。

このマストの上に、さらにロイヤルマストが付くがまだできてません。


船体のいたる所を作り込んでいってますが、作り方の説明書なんか無いので、どこから作っていってもいいんよね。次の工程を考えて作業を進めていけばいいんだよ。そんな工作をこのページで進めていきますね。

そいじゃ、よろしくね。

SM-40へつづく!